こんにちは。藤枝 葉梨の里霊園です。
お墓選びを進める中で、「家族の中で自分だけが焦っている気がする」「家族や周りは『まだ先でいい』と言うけれど……」と、お一人で悩みを抱えられている方は少なくありません。

先日、藤枝市内にお住まいの80代の奥様(竹山様)が、お一人で樹木葬(2人用)のご契約に足を運んでくださいました。その背景には、家族を想う優しさと、クスッと笑えてしまうようなリアルなご家族のドラマがありました。
「まだ先でいいんじゃない?」という娘たちと、関心の薄い主人
実は、最初は娘様お二人と一緒に見学に来てくださったのです。自宅からも近く、 緑に囲まれた綺麗な樹木葬の区画を見て、とても気に入りました。娘様方も「とても良いところだね」と気に入ってはくれたものの、一方で「お墓の準備なんて、まだ先のことでもいいんじゃない?」という反応でした。

ご主人は90歳を超え、幸い元気に自宅で過ごされていますが、最近はあまり外出をしなくなりました。また、娘様方はそれぞれ嫁がれており、まだお子様(お孫様)が学生ということもあって、毎日仕事や子育てで本当に忙しくされています。
「いつかその時」が来たときに、ただでさえ忙しい娘たちに絶対に迷惑をかけたくない。動ける元気なうちに自分が決めておかなければ。
そう強く願っていた奥様ですが、肝心の主人はお墓にはあまり関心がないご様子(笑)。もしかすると、あまり将来について考えたくないのかもしれません。相談してもはぐらかされてしまいます。
「あてにしていても進まないわ」と、奥様は「私の安心のために決めさせてね」と一応の承諾だけをご主人からもらい、娘様たちには「あそこに決めてくるからね」と言い残して、今回はお一人で契約に来られたのです。

ご苗字の「竹山」とシンプルに刻んだ、夫婦の安心の印
手続きを終え、プレートを設置した瞬間、奥様は「ずっと頭の片隅で気になっていたことだったから、本当にホッとしました」と、本当に晴れやかな笑顔を見せてくださいました。
「私と主人、どちらが先になるかは分かりませんけれど(笑)、いざという時にバタバタせず、お経をあげてくださるご住職とも事前にお話しできたのが何よりの安心です」
ここは夫婦二人のお墓。プレートの彫刻はあえて控えめに、シンプルに苗字の「竹山」とだけ刻むことにされました。奥様の奥ゆかしさと、ご主人への優しさが滲む選択です。
あまりお墓に興味を持たなかったご主人も、無理やり(笑)連れてきて見てもらいました。「おお、ありがとうな。いいところだ」と一言。ああ、ここにしてよかったなと思える言葉でした。

「すごい決断力!」と娘たちからの称賛(?)
半ば「強硬突破」のような形で一人で決めてこられた奥様ですが、後日、娘様方に報告すると、こんな反応が返ってきたそうです。
「まだまだ元気でいてもらわないと困るけど、お母さんがそこまで言うならしょうがないね〜。何言っても聞かないのは分かっていたけどね(笑)。それにしてもすごい決断力!今度、見に行くよ」
奥様は「称賛とも、ちょっとした嫌味ともとれる感じで(笑)、でも呆れながらも温かく認めてくれました」と楽しそうに話してくださいました。そのやり取りの中に、お母様への深い信頼と家族の絆が溢れているのを感じ、私たちスタッフも心が温かくなりました。
🌸 霊園スタッフより
家族を困らせたくないという一心での「前向きな強硬突破」は、奥様がご家族へ贈った何よりの愛情のカタチだと思います。
彫刻された「竹山」の文字が、お二人の穏やかなこれからの日々の、安心の印となりますように。大きな肩の荷を降ろされた奥様が、ご主人と仲良くお元気にお過ごしいただけることを、スタッフ一同心より願っております。
葉梨の里霊園
